投資物件で赤字に・・・

 投資物件の失敗談です。売りたいときに売れず、売れる時にはすでに赤字になっていたという話です。
今から20年ほど前のことです。ワンルームマンションを5つ買ったのです。その内の2つは九州です。九州は母親の出身地で
馴染みがあるのです。
 最初の5年位は投資予定利率まではいかないものの、入居者も途切れずそこそこの収入を得ていたのです。もちろん
ローンの支払いを考えるとトータルではマイナスですが、確定申告で赤字分は申告し、他の収入と清算出来るので満足していました。
 九州の物件の一つは地方都市です。近くに大学があるのでそこの学生が入ってくれるとの想定で買ったのですが、6年目に
なると空室の期間が増えてきました。売ろうと思っても、どの不動産屋に依頼したらいいかもわからず、売れないまま年月が経過したのです。
 何年かに1回は、現地を訪れていたのですが、部屋の内部の壁クロスなどは段々痛んでくるし、入居者がいなくても管理費や修繕積立金は払わなければならないしという状況が続いていたのです。
 3年前のことです。その地方都市が都市開発で脚光を浴び、所有するマンションの全体をリフォームするので売ってくれないかとの
話が来たのです。その段階では所有していても仕方がないので売ることにしましたが、合計ではかなりのマイナス投資になりました。